台風で思い出す事があります
1985年放送の銀河テレビ小説
「たけしくん、ハイ!」
戦後の日本が題材となった、
ビートたけしが自身の幼少期を小説に綴った作品
その実写版
そのドラマの中で、台風が題材の回がありました
「今夜の台風楽しみだな~」
と、たけしと友達が呑気に会話しています
その中にだいちゃんという友達が居ました
だいちゃんはとても貧しい母子家庭
小さな弟と妹の四人暮らし
「強い台風来たらお前(だいちゃん)の家壊れちゃうだろう!!」
「大丈夫だよ!」
なんて会話に出るだいちゃんの家はこちらです
その晩の台風は激しく、
たけしの家も雨漏り、破損が続出し、たけしも対応に追われました
翌朝
たけしはだいちゃんの家のある河川敷へ急ぎました
そこに家は無く、
手荷物を持った、だいちゃんの家族が立っていました
言葉を失っているたけしに
「遠い親戚の所に行く事になったの。今までありがとうね」
と、だいちゃんのお母さんが声を掛けます
歩き去るだいちゃん
ただ泣きじゃくり見送るたけし
そんな回でした
主人公のたけしと同年代だった一平少年の胸に、トラウマ的に残った回でした