兵どもの婚活

 テレビの集団お見合いの番組で、自衛隊員と応募女性の集団お見合いが行われてました。以前は未婚率が常に上位の自衛隊でしたが、東日本大震災以降、自衛隊は婚活女子に大人気となっています。給料に見合わない勤務体制で人の為に訓練をしている人達ですから、イイ男が居る割合も多いと思います。そういう匂いを女性達が見事に嗅ぎ分けていました。

見ていても清々しく、背筋は伸び、ハキハキしていてかっこいいです。告白の際に「あなたを守ります」と彼らが言うと、本当に様になります。


自分は以前、知り合いの自衛官に以下のような質問をしました。

Q:「日本は専守防衛を掲げているけれど、仮に攻め込まれて犠牲者が出たとしても、日本の法律では正当防衛の為の戦闘も難しいよね?」

A:はい。出動の際は全閣僚、全会一致の賛成が得られない限り防衛の為の戦闘も行えません。

Q:全会一致以前に、「攻めてきているのはあなたの国の飛行機ですよね?」と敵国に連絡し、「はい」と回答されて初めて閣議でしょ?

A:はい。

Q:全会一致ってかなり厳しいと思うよ。閣僚が一人でも敵に取り込まれていたら全会一致は不可能だから、日本は火の海になる道しかない。それで国民をどうやって守れるの?北方領土も竹島も、日本が武力を捨てた瞬間に侵攻されたんだよ?

A:例え法律を犯す事になっても、その時は国民を守る為に出動します。

Q:他にもそういう考えの人はいるの?

A:共に死んでくれる仲間は大勢います


意地悪な質問をしておいて、その覚悟に非常に目頭が熱くなったのを覚えています。

自分の息子はまだ小さいですが、実は自衛隊に入れたいという思いがあります。人の為になる仕事という事もありますが、自衛隊の訓練を積めば生きる能力、災害等から生き残る能力が備わると思うからです。その辺りを夫婦で話し合い、まずはボーイスカウトや少年消防団等への参加も検討してます。

一部で騒がれている「徴兵が始まる」ですが、日本で徴兵が始まる事は有りません。世界の軍事では常識になっている認識ですが、現在の軍事の現場で素人は役に立たないからです。現在の最新装備は徴兵期間の訓練で扱えるものでもありませんし、戦場において職業軍人以外は役に立たないというのが、第2次世界大戦以降の常識になっています。アメリカがベトナムに敗れた理由がそこにあります。ベトナムは硫黄島で栗林忠道中将が用いたゲリラ戦と同じ戦いをしました。戦地に穴を掘りゲリラ戦を行ったのですが、太った寄せ集めのアメリカ兵は、小さなベトナム兵が移動する為の穴には入れず、体力的に追う事も出来ず、穴に入って出られずで、えらい目にあった訳です。以降、現場に素人を投入しないという事が世界では共通の常識になっています。現在徴兵を行っている国の殆どは、国内デモ鎮圧の為の警備兵を集めているのが本当のところで、そういう国も最前線は職業軍人を配備しています。

心身ともに強い自衛隊員の魅力に気付き始めている日本の女性、その流れで格闘技で鍛えているRB男子も対象に入れてください。不器用な兵どもが絶賛婚活中です。