2000年
ラスベガス本部道場へ練習へ行った帰りにLAに寄った
夜のスーパーマーケット
、
大柄な男にストーキングされた
「俺の分も一緒に払ってくれよ」
なんて言って来たりするのが常なUSA
彼が発した言葉は
「柔術やっているのか?」
しばし雑談
当時話題になったホイスグレイシーとイズマイウの試合の話で盛り上がった
Γ映像を持っているから欲しいならコピーして渡す。1時間後にここに来てくれ」
と言ってくれた
1時間後に戻るとジョイソンは来ていた
「次はいつLAに来るんだ?次に来た時は練習をしよう
その時は今着ているTシャツ(日本の格闘技Tシャツ)を買って来て欲しい」
と、お金を出して来た
ジョイソンの居る道場は 気になっていた有名道場
必ず戻ると約束し、
お金は返して連絡先を貰った
半年後LAへ
メッセージを入れておくと、翌朝ジョイソンは柔術の仲間を連れてホテルに現れた
10日間毎日車を出してくれ、食事もご馳走してくれた
ジョイソンが仕事の時は友人のポールが迎えに来てくれ、道場や食事の面倒を見てくれた
ポールの家族、
ポールの友人の家族とまで会食し、
最終日には多くの人たちが集まってパーティーまで開催してくれた
それからLAに行く機会が無いままで、ジョイソンの連絡先も変わってしまった
約8年が過ぎた2009年、再度LAへ
うっすらとした記憶を辿りポールの実家に到着
ベルを鳴らすと見覚えのある母親が対応してくれた
ポールは結婚して実家には住んでいないが、今夜帰って来ると教えてくれた
夜に訪ねるとΓサプライズ!!」と喜んでくれ、
ジョイソンは遠方へ引っ越したとの事だった
2015年
昔ラスベガス道場に居たスコットからフェイスブックにメッセージが入る
「LAのジョイソンを知っているか?
ポールという男の友人のジェイソンだ
俺たちは柔術の練習を終え、今一緒に酒を飲んでいる」
スコットがラスベガスを離れた事はロバート(ドライズデール)から聞いていた
そのスコットとジョイソンが、
大阪と東京ほど離れているラスベガスとLAに居た二人が、
互いが引っ越した先の柔術道場で出逢う奇跡
スコット:以前はNOVA UNIAO HAWAIIに居た
ジョイソン:NOVA UNIAO HAWAIIに居た日本人の友人が居る
と、オヌマにたどり着いたとか
翌日
フェイスブックにジョイソンからの友達申請とメッセージが入って来た
ΓあれからLAを離れ今の町に来た
長年休んでいた柔術を再開し、
スコットは現在の私の先生だ。世界は小さいな」
フェイスブックを始めた理由は、連絡が途絶えた旧友を探す為
特にジョイソンの事は定期的に検索していた
ジョイソンに不義理したままという思いがずっと有った
狭い世界に感謝